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【File.6 消えた凶器】
解決編4

「渡辺 緑さん!」

一同が一斉に渡辺を見る。


そして渡辺はガックリと床へ膝をつく

「・・・。どうして、私だと分かったのかね・・。

「実は確定的な証拠にはなりませんが、皆さんの話を聞いて
ひらめきました。渡辺さんは、今日は眼鏡できたんじゃないかと。

山田さんは、あの場所からでもしっかりと
鈴木さんの時計が壊れているのが見えていた。

加藤さんは、あらかじめ眼鏡をしているし
遠くにある水草の存在に気づいていた。
加藤さんは、まだ入ったばかりの新人だ。
腕時計の事は、知らなくてもおかしくはない。

昔からいる渡辺さんが腕時計の事に触れなかったのは、おかしいと思ったんです。
もしかすると渡辺さんは、気づかなかったんじゃなく、
あの位置から腕時計が見えていなかったんじゃないかと。

しかも、今日は、図書室へ直行したといいましたよね?
でしたら、他の二人とは顔を合わせていないはず。


「フフフ。そこまで推測されてたなんてね。
私の負けだよ。私が室長・・。いや鈴木を殺した。」


妻を早くに亡くした渡辺は、妻の形見でも
ある眼鏡を大切にしていたらしい。
その眼鏡を鈴木との口論の最中に、鈴木に床に叩きつけられた事を
境に、鈴木への殺意が沸いたという・・・。


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