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【File.1 ダイイングメッセージ】
解決編3

「そうでしょう?皐さん。」

一斉に皆が皐に注目する。

「な・な・なにを・・。私が主人を殺したとでも」

あきらかに先ほどの余裕はなくなり顔が青ざめていた。

「探偵君、カレンダーってどういう意味だったの?」

長女の金品志保が声をだす。


「このメッセージはアルファベットを組み合わせるんではなく
カレンダー、すなわち月を英語に読み替えた場合の頭文字になるんです。」


「なるほど、しかしなぜ皐さんだって分かったんだ?」

警部はそう聞きながらも気づいた様子だった。

「そうです。左から順番に1月、2月・・・
そして5番目の文字が小文字になっている。
5番目は5月!
皐という漢字を置き換えると・・」


「五月か!」

「そうです。多分剛三氏はメッセージに皐さんだと
直接書いたのでは、証拠を消されてしまうと思い
こんな手のこんだ事をしたんでしょう。」


話がすべて終わりを告げた途端に
金品皐は緊張の糸が切れたように泣き崩れおちた。

その後凶器は裏庭から発見。
指紋が皐のものと一致した。

皐は後妻だったらしく殺人動機は不倫関係のもつれとの事
恋は盲目というが恐ろしい話だ。

「よう!おまえさんのおかげで無事事件が解決したよ
ありがとな!」

警部は手をあげてパトカーに乗り込んでいった。

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