名探偵のトリック&トリック コンテンツTOP | ガラクタファクトリーTOP
【File.1 ダイイングメッセージ】
ある嵐の夜、男は自分の部屋で書き物をしていた。
雨音で少しの音も気づかないくらいに没頭している。
そう自分の後ろにいる人さえにも気づかずに・・。
ふと後頭部に激痛が走る。
意識が薄れていく中、男は最後の力を振り絞りペンを走らせた・・。


「あぁ〜こいつは鈍器で後頭部を一発だなぁ」
警部はのんびりした口調で私に話しかけた。
彼は遠部署の警部で西田敏夫という
「ひどい損傷ですね、これは。」
そう私は今西田警部の依頼で
事件現場である有数な財閥・金品邸にいる。
殺されたのはこの家の主人 金品剛三氏だ。
「第一発見者は誰なんですか?」
「あぁ〜ここの奥さんで金品皐さんだよ
いつもの時間になっても起きてこなかったそうで
様子を見にいったらこの有様だったらしい。」

事件夜に来客は、誰もおらず
家族も全員揃っていたという。
家族のアリバイは、それぞれ証人する人が
おらずあまりあてにならない。

金品邸に事件当日いた人物は
妻: 金品 皐
長男:金品四郎
次男:金品達夫
長女:金品志保
使用人:米沢六郎
使用人:相沢明美
使用人:相沢健二
の7人

いづれも当日剛三の部屋には訪れていないという。

「こまったなぁ〜。こう口を揃えてみんな同じ事言われるとなぁ〜」

「警部!剛三氏のデスクからこんなものが」

小さいメモの大きさの紙にいくつかのアルファベットが
弱々しい字で書かれていた。

「これは!もしかしてダイイングメッセージじゃないですか?」
「どうやら、そのようだな。しかし何だこれは?
さっぱり分からんぞ・・・」

確かに・・。アルファベットの羅列はまるで意味をなしていない。

「このアルファベットを組み合わせたら何かの単語に
なるんじゃないのか?」

警部は独り言のようにしゃべっていたが
アリバイが参考にならないこの事件で
このメッセージは事件解決の重要な
手がかりになるに違いない。
私はメモから目を離し、剛三の部屋を見回した。

部屋の中にはソファーや本棚、時計など、どこの部屋にでも
ある物が置いてある。

!!

私はある物の前で目を止めた。

「これは・・・。
そうか!分かったぞ。このメッセージの意味が」


「ほんとうか!」

「ええ。多分犯人はあの人です。
警部皆さんを集めて下さい。」


さぁ剛三が残したメッセージの謎を解く事ができたでしょうか?
これから解決編へ移動します。
解決編では、あなたが推理した事を入力してもらう事に
なりますのでしっかり考えて下さいね。

解決編へ